一年でもっとも暑い時期(日々)のことを、英語で「dog days」ということがあります。
会話の中で突然このような表現が出てくると「犬!?」と混乱してしまいそうですが、これは直訳「犬の日々」ではなく「盛夏の時期」ということ。
今回は、暑さの表現になぜ「犬」が出てくるかも含めて紹介します。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。
「dog days」の意味
「dog days」の意味は、
・一年でもっとも暑い時期
・盛夏の時期
です。
英英辞書にも、
the hottest period of the year
と記載されています。
一見すると「犬」と「暑さ」にはまったく関連性がないような気がしますが、この「dog」は正確には、動物としての「犬」ではなく「おおいぬ座(the Great Dog、別名Dog Star)」のことです。
おおいぬ座(のシリウス)は、もっとも暑い時期になると日の出とともに現れ、日の入りとともに沈みます。
そのことから、古代ローマでこう言われるようになったようです。
なお、複数形で用います。
「dog days」を使った例文
「dog days」の使い方を紹介します。
I hate playing tennis in the dog days.
(私は真夏にテニスをするのが嫌いだ)
(私は真夏にテニスをするのが嫌いだ)
You should turn on the AC in the dog days of summer.
(夏の暑い時期には冷房をつけるべきだよ)
(夏の暑い時期には冷房をつけるべきだよ)
You need to be careful of heat stroke during the dog days of summer.
(夏の暑い時期には熱中症にならないよう気をつけてね)
(夏の暑い時期には熱中症にならないよう気をつけてね)
まとめ
「dog days」の意味は下記の通りです。
・一年でもっとも暑い時期
・盛夏の時期
もちろん「the hottest period」などと使うこともできますが、こうしたイディオムを覚えておくとちょっとした英語のこなれ感が出てよいですよね!
会話の中でサラリと使ってみてください。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。