どうも、かつて部活動(演劇部)の一環で早口言葉を練習していたところ、「ブスバスガイドバスガス爆発」を「ブスバスガイド爆発!」と言って笑われたもか(@MochaConnext)です!
生麦生米生卵。かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた。隣の客はよく柿食う客だ。東京特許許可局。この竹垣に竹立てかけたかったのは竹立てかけたかったから竹立てかけたのです。武具馬具武具馬具三武具馬具あわせて武具馬具六武具馬具。
こうしてまじまじと見てみると、まさに「なんのこっちゃ!」ですね。ちょっと頭がおかしくなりそう。
でも、日本語同様に、英語にもさまざまな早口言葉があるんです。本記事では、中でも代表的なものを意味と一緒に紹介していきます。
【英語】代表的な早口言葉6選
英語を話すときと日本語を話すときとでは、文法や発音だけでなく、口や舌の使い方も違います。日本語の早口言葉が得意な人でも英語になった途端つまづいたり、日本語の早口言葉が苦手でも英語になれば得意に感じる人、さまざまです。
言語学習において大事なことといえば、楽しみながら勉強すること。いろんな英語の早口言葉を知っていると、ネイティブを前にするとどうしていいかわからないという人でも、話の入り口やネタになるかもしれませんよ!
ちなみに「早口言葉」は英語で「Tongue Twister(タン・ツイスター)」と言います。
① 英語の早口言葉といえば……
もっともポピュラーといっても過言ではない英語の早口言葉といえば、こちら。
The shells she sells are surely seashells.
So if she sells shells on the seashore, I’m sure she sells seashore shells.
(彼女は海岸で貝殻を売っている。
彼女が売っている貝殻は、確かに海の貝殻だ。
だから彼女が海岸で貝殻を売っていたら、それは確かに海の貝殻だと確信している)
長い。そして意味わからん……。
どうでしょうか?
なるべく正確に日本語訳を付けてみましたが、それにしたって意味がわかりません。基本的に「彼女が海でとれた貝殻を海岸で売っている」というのを長々と繰り返しているだけですね。
「これぐらい!」と思いますか?
実は、日本人にとっては難しいフレーズだったりします。というのも、日本語で「サ行」といえば「さ・し・す・せ・そ」が基本ですよね。それ以上でも、それ以下でもない。
でも英語においては少し違います。例えば、「She(シー)」と「sea(スィー)」は同じサ行でも発音は違いますし、「sells(セルズ)」のあとに「shells(シェルズ)」が来るのもなんとも憎い!
なお、意味のよくわからないフレーズではありますが、こちらはマザーグースに出てくる歌に登場するものです。
② 簡単な早口言葉なら
少し練習すればなんとかいけそうな早口言葉もあります。
(大きな黒い虫が大きな黒い熊を噛んだ)
このフレーズの中で唯一難しいかなと思うのは、「A big black bug」「A big black bear」の「L」サウンドぐらいでしょうか。
文章自体も短いので、早口言葉への入り口としてうってつけです。
これもまた、文法は正しいものの意味としてはあまり成り立っていません。
でも早口言葉なんてそんなもんですよね!(笑)
③ 破裂音の練習ならこれで決まり!
(ピーター・パイパーは唐辛子の漬物をたくさん拾った)
人名が出てきちゃうパターンのヤツ!
日本語バージョンにはあまりないかもしれませんが、英語の早口言葉には人の名前が登場するものも数多く存在します。なお、「peck of」で「たくさんの」という意味。
唐辛子の漬物がどんな味か、少し気になるところですね。
難易度自体はそう高くないものの、破裂音の連続なのでリズミカルに英語の発音を練習することができます。そう、ラップのように!
ちなみに、こちらもマザーグースの歌。
④ 「V」の発音をパーフェクトに
(ヴィンセントは非常に激しく復讐を誓った)
難しい単語が出てくるだけでなく、日本人にとって発音の難関である「v」責めに見た途端「うわっ」と言ってしまいたくなります。しかも内容がなかなか怖い。
なお、「vengeance」が「復讐」、「vehemently」が「激しく」という意味となっています。
「b」と「v」の違いに苦戦している人にとっては、とても良い練習になる早口言葉といえるでしょう。
⑤ ネイティブでも言えない早口言葉!?
(6番目の病気の長老の6番目の羊は病気だ)
なんだかアポストロフィーも多いし、単語も難しいし、そもそも文法として合っているのかもわからない。そんな人のためにまずこのフレーズを分解してみると「The sixth sick Sheikh’s sixth sheep」。はい、ここまでが主語です。
これで「The sixth sick Sheikh’s sixth sheep(6番目の病気の長老の6番目の羊)」となります。「Sheikh(長老)」の語源は英語ではなく、アラビア語から来たもののようですね。
そして、あとに続く「’s sick」は「is sick=~は病気だ」。「sixth」が2回も続くとなんだかややこしく複雑な文章に見えてきますが、フレーズ自体はいたってシンプルなものです。
これはネイティブですら発音するのが難しいらしく、なんともっとも難しい早口言葉としてギネス認定もされています。
⑥ 子音の練習をしたいなら
Said the flea, “Let us fly!”
Said the fly, “Let us flee!”
So they flew through a flaw in the flue.
(ノミとハエが煙突の中を飛んでいた。
ノミが言った。「さあ、飛ぼう!」
ハエが言った。「さあ、逃げよう!」
だから彼らは煙突のひび割れたところを抜けて飛んで行った)
「flea」「fly」「flee」「flaw」「flue」「flew」。
日本人にとってはささいな違いでも、ネイティブからすれば大きな発音の違いです。なにが難しいって、「f」も「l」も日本語にはない子音であるところ。日本語では、ラ行は「r」、ハ行は「h」と表記します。
「r」はまだしも、「f」なそんなに難しく感じたことはないけどなあ……?
たまにこんな人を見かけますが、「f」の発音って思いのほか難しいんですよ! だって我々日本人はずっとハ行を「h」に近い子音のみで過ごしてきたわけですからね。
簡単に言えば、「f」を発音するときは前歯で下唇を軽く噛むイメージです。さらにこの早口言葉では「f」からすぐ「l」に移り変わっているので、難易度がグーンと上がっています。
つまりなにが言いたいのかというと、子音を練習するのにはぴったりなフレーズであるということ。
ここで使われている単語はそれぞれ、「flea=ノミ」「fly=ハエ、飛ぶ」「flee=逃げる」「flaw=ひび割れ、欠陥」「flue=煙突」「flew=飛んだ(flyの過去形)」です。
ちなみにね、私の友達が昔「I’ll have fried lice for dinner!」と言ってまわりをドン引きさせたことがあるんですよ……。本当は「lice」じゃなく「rice」と言いたかったんですがね!※「fried=揚げた」「lice=シラミ」
その発音でどこまで乗り切れる?
世の中には「英語なんて通じればなんでもOK!」というスタンスの人が大勢います。確かにそれも意見のひとつですし、間違っていないと思います。発音を気にするあまりミスを恐れて積極性が失われるようであれば、むしろ本末転倒だからです。
でもそれはあくまで通じる発音であれば、というレベルの話。
多少めちゃくちゃな発音でも、通じていればいい。ただ、その逆パターンも十分にありえます。文法も文章の組み立て方もすごくうまいのに、発音のせいでわかってもらえなければ意味はありませんよね。非常にもったいないことです。
ボディーランゲージや勢いだけで乗り切れるのは、一定のレベルまでです。それ以上を目指すなら、普段からなるべく発音のほうも意識して練習するといいでしょう。
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