英語を勉強する人は多くとも、それを継続できる人は少ないのではないでしょうか? やる気の有無にかかわらず、時間や環境を言い訳に、つい自分自身を甘やかしてしまいがちですよね。
でもそれって実は、「英語学習が好きになりきれていないから」なのかもしれません。
好きこそものの上手なれというように、継続できるかできないかを考える前に、まずは自分に向いている英語学習法を考える必要があります。
本記事では、「好きなことで英語力アップを目指そう!」を目標に海外経験10年の筆者(@MochaConnext)が英語の勉強方法を紹介していきます。
好きな漫画の英語版を読む
「漫画」といえば英語で「Comics(コミックス)」。でも実は、日本の大衆文化が好きな人の中には区別してあえて「Manga(マンガ)」と呼ぶ人もいます。もはや日本の文化のひとつとして認識されるようになってきているんですね!
ワンピースやNARUTOだけでなく、さまざまな漫画が世界中に知れ渡るようになった昨今、多くの作品が英語版に翻訳されて出版されています。英語学習において、漫画好きな人にはたまらない朗報ですね! 探しているうちに、懐かしい“あの”作品に出合えるかも!?
漫画を使った英語学習に対するおすすめポイントは下記の通りです。
ストーリーがあるから楽しく読める
英語学習がなぜ継続しづらいのか?
挫折してしまった人が必ず考えることです。
原因は人それぞれですが、多くの場合はそれが“勉強”だからであり、“ほかにもやらなければならないことがたくさんある”からですよね。でも実は、日本で英語学習をするというときに考えなくてはならないのは、長期的な視点で見なければならないということなんです。
英語は一朝一夕で突然できるようになるものではありません。
だからどうしても時間や労力を言い訳にして挫折してしまう。継続は力なり。まずは挫折しないよう、楽しく勉強できる方法を追求してみましょう。
そんなときにおすすめなのが、漫画読書法。もちろん、もともと漫画を読むのが好きでないという人には向かないやり方です。
ただし、最初からいろんな漫画を読むのが好きな人であれば、これほど良い学習方法はほかにありません。漫画にはストーリーに加えてイラストがあるから内容に入り込みやすく、知らない単語がでてきても苦痛を感じることなく覚えていくことができるはずです。
日常会話がスルスルと頭に入ってくる
正直なところ、ビジネス英語を学びたいのであれば漫画学習法はあまりおすすめできません。
なぜなら、漫画の中に出てくる多くのシーンは日常的な風景であり、ビジネスメールやオフィスにフォーカスしたものはあまりありませんよね。>>>ビジネスメールのテンプレートならこちら
向いているのは、まずは日常会話がどんな風にして成り立つのかよくわからないという人。
例えばTOEICやIELTS、TOEFL、英検などの試験で高得点を取るのと、英語で自然なコミュニケーションができるのとではわけが違います。
試験で高得点を取ったことがあるとしても、いざフリートークとなった場合にどうしたらいいかわからなくなってしまう人はけっこう多いもの。漫画だと、どんな話の切り出し方があって、返し方があって、リアクションがあるのかというのがよくわかります。
中にはちゃんと日本語訳までついているものも
日本で発行された英語版の漫画だと、中には英語の上に日本語訳がついている親切設計な作品があります。
ちなみに、私が昔愛読していたのは「帰ッテキタせぇるすまん」の英語版。小さいころ「ドーン!」というあの掛け声に怯えていた記憶があります(笑)
日本で真面目に英語を勉強してればしているほど、直訳が得意になりがち。これは日本での英語教育が元来、インプットを中心になされてきた結果です。だからインプットは得意なのにアウトプットはいまいち、ということになるんですね。
頭で文法を組み立ててから、ミスをしないように慎重に喋る。
もちろん悪いことではありません。でも、ネイティブと対面や電話で話をすることになったら、そんな時間があるでしょうか? 会話はキャッチボールのようにポンポンと進んでいきます。
漫画学習法だと、ざっくりした訳し方(意訳)でここらへんも網羅できるんです。中には学校では習わないけれど、ネイティブの人たちがよく使う言い回しなんかも出てきます。
好きなジャンルの本を英語で読む
一見先述した「漫画学習法」と同じように思えますが、イラストがないだけで難易度は上がります。視覚から入ってくる情報ってやっぱり大事。
ただし、ここでおすすめしたいのは好きな洋本を読むということではなく、日本語の本が英語に翻訳されたものを読むということ。
そうすればたとえ英語が難しすぎてまだそのレベルに到達していないと感じたときでも、まず日本語版のほうを読むことで内容を把握することができます。それをするだけで、英語版のほうもグッと読みやすくなることでしょう。この方法をおすすめしたい理由はこちら!
使う教材はコントロールできる
好奇心や興味というのは、長年にわたり培ってきた経験や環境により形成されるものですから、突然コントロールしようと思ってもなかなか難しいものです。
そのため、急に「英語を勉強しよう!」と勢いとやる気だけで立ち上がっても、うまくいかないことがあるんですね。当然です。英語を勉強しようと思い立ったからといって、ほかのことに対する関心が薄れるわけでもなければ、そのためだけに充てる時間を捻出できるわけでもないからです。
でもそれは決して、本気でないということではありません。
と、なると、英語学習を継続するためには、コントロールできる部分を見つけていくことのほうが大事。それは「自分の興味ある分野の本を教材に選ぶこと」です。
例えば筆者は日本史の大ファン。
だからこんな本を持っています。
左ページには日本語が、右ページには英語訳が書かれています。興味がある分野に触れることができるだけでなく、英語の勉強にもなるのだからまさに一石二鳥ですね。楽しすぎます。体に「英語は楽しいんだ!」と覚えさせる作業が、継続の秘訣です。
知的好奇心がくすぐられる
英単語を覚えるとき、どうしていますか?
試験対策なら短期記憶の問題ですから、覚えるまで何度も書く人、口に出して覚える人、いろいろでしょう。でも、難しい単語になればなるほど、一回見ただけで覚えるのは困難になってきます。
じゃあ、どうするか。
何度も同じ単語に触れるしかないんですね。
でも、辞書やパソコンを開くというこの動作って、意外と面倒臭くありませんか?
そう、面倒臭いんです!
だから選ぶ基準は、あくまでも自分が関心を持った分野に関する本であるということ。そうすれば、わからない単語が出てきたときにも知的好奇心が働いて、「どんな意味なんだろう?」「知りたい!」という風に、その面倒臭いたったひとつの動作を簡単に乗り越えることができるでしょう。
しかも、興味があるから一度覚えたら忘れない。試験対策にも同様に役立つことは言うまでもありませんね。
アプリを有効活用する
好きな本を読む、好きな漫画を読む。
どちらも非常に効果的ですが、あくまでもインプット(暗記やリーディング)スキルの向上に向いている学習方法と言えます。でも、実生活においてさらに大事になってくるのは、実践練習。
そんなときはアプリを駆使して世界中の人とつながってみるのがおすすめ! 英語学習以外にもたくさんのメリットがありますよ。
無料アプリで十分効果的
先日の記事でいくつか英語学習に役立つ無料アプリを紹介しました。もちろん、真面目な人ばかりでなかったり変な人が目に付いたりとデメリットがないわけではありません。
でも、日本にいながらにして(しかも無料で!)実践英語が学べるというのは、現代ならでは。
なんといっても、相手は世界の裏側にいることもあります。文化も違えば、習慣も違う。そんな人たちと交流するのは異文化理解を深めるうえでも、これからの時代、必ずどこかで役立つはずです。
もし最初からネイティブとコミュニケーションを取るのに抵抗があるようなら、アプリ上には非ネイティブの人もたくさんいます。互いに英語が第2言語なので、ミスを気にすることなく気軽に話しかけることができるでしょう。
オンライン上のやり取りに抵抗がある人も、興味がある人は勇気を振り絞ってはじめの一歩を踏み出してみてくださいね。案外、素敵な出会いが待っているかもしれませんよ!
>>>【実践英語】本気で英語を学びたい人にオススメの無料語学学習アプリ5選【メリット・デメリット】
隙間時間を勉強に充てられる
英語学習が続かない人の中には、つい「時間がない」「家で勉強するほどの余裕がない」という言い訳をしてしまう人もいるのではないでしょうか?
あえて「言い訳」と表現しましたが、実はこれ、「言い訳」でもなんでもないんですね。
「本気なら時間などいくらでも作り出せる」という最強の戦士もいるかもしれません。「英語にモチベーションは必要ない。目標を決めたら淡々とやるだけだ」という屈強な戦士もいることでしょう。
でも実際は、学校の勉強で手いっぱい、子育てでそれどころではない、仕事で疲れていてほかのことまで手が回らないなんていう人が山ほどいるはずなんです。
そこで大事になってくるのは、いかに効率的に、なるべく時間を取らずに勉強するかということ。
本や漫画だと、いくら好きだといってもわざわざ“そのため”に時間を費やさなくてはいけません。ところが、アプリだとスマートフォン一台で完結します。
例えば通勤・通学電車の中や帰宅中、就寝前などの隙間時間に活用することができるわけです。
>>>【実践英語】本気で英語を学びたい人にオススメの無料語学学習アプリ5選【メリット・デメリット】
バー通いをする
社交的な人におすすめなのがこの方法。
海外旅行をしたことがある人はわかるかもしれませんが、外国人が集まりやすいバーというのが必ずどこかにあります。日本でいえば、例えばアイリッシュパブの「Hub」には旅行者だけでなく、日本在住の外国の方たちが集まってきたりしますね。
ほかにも立地次第で、外国人が集まっているバーがたくさんあります。なぜここであえて「バー」なのか、ということについてお話します。
相手も解放的になっている
飲みの場というのは、良くも悪くも人間を解放的にさせます。それは日本人であろうと、海外から来た人であろうと同じこと。
つまり、多少英語に自信がない人でも話しかけやすい環境が整っているということにほかなりません。
あまりバーに行ったことがない人はそれだけで緊張するかもしれませんが、先に挙げた「Hub(ハブ)」は一般的なバーのイメージとは少々異なり、非常に賑々しい雰囲気なのが特徴のひとつ。おひとり様でも十分楽しむことができるでしょう。
旅行者はもちろん、日本在住の(日本語ができる)人もたくさんいるので、第2言語を学ぶことの難しさはよくわかってくれるはず。
ただし、アプリ同様、中にはおかしな人がいることも事実ですので、不審な人には要注意です。
対面形式でのフリートークが習慣付く
最初は誰でも緊張する、対面でのフリートーク。
これに関しては、正直慣れるしかありません。
先述したアプリだと、チャットや電話はできますが、英語に自信がない状態での電話って意外とハードルが高くありませんか? 話す内容をメモしておくにしても、ふとした拍子に予期せぬ話題が持ち出されたらジ・エンド。
それで英語を話すのが怖くなってしまったら、元も子もありませんよね。
対面形式だと、そんな心配は心配いりません。直接顔を合わせて話すのも緊張するかもしれませんが、表情がわかるぶん、英語が完璧に理解できなくてもなんとなく察することができるんです。
これを習慣付けていけば、固定の友達が増えるだけでなく、英語を話すことに対する恐怖心もいつの間にか消え、日常会話程度ならスラスラと口からこぼれ落ちるようになっていることでしょう。
オンライン英会話できっちり学ぶ
なんだかんだ、自分ひとりだと継続できるか不安……。
中にはそんな人もいるはず。勉強の仕方は人それぞれです。「興味」や「好奇心」で動く人もいれば、「費用」で動く人もいる。同様に「誰かから発破をかけられることでやる気がアップする人」もいます。
そんなときは、有料にはなりますがオンライン英会話で学ぶことも選択肢に入れてみてはどうでしょうか?
といっても、近年急激に増加しつつあるオンライン英会話スクール。なにを基準に選べばいいかなんて、なかなかわかるものではありませんよね。
ここでは、筆者個人がいろいろ吟味したうえで特におすすめできると思った初心者でも楽しめる全く新しい英会話スクール「アクエス」と、その理由を紹介します。
全く新しい英会話スクールとは?
英会話スクールに新しいもなにもあるの……?
そんな声が聞こえてきこえてきそうですが、あるんです! そう、あるんです!
時代が進むにしたがって、どんどん新しい形やサービスが出来ていくのがオンラインサービスの特徴。なんとこの「アクエス」、社会人になるとなかなか難しくなる予習復習がまったく必要ないんです。
これはうれしい。「時間がない」「飽きっぽい」なんていう人にも取り組みやすいカリキュラムが、ほかのオンラインスクールとは一味違います。
しかも、そう大手でないというのも魅力のひとつ。
大手だと人気の先生の予約を取るのが難しいことも珍しくありません。結局は週に一度しか授業を受けていないのにもかかわらず、月に1万円も2万円も支払い請求が来てしまうなんていうこともあります。
ただし、「アクエス」では多少費用はかさむものの、週3~授業を受けることができるんです(もちろん、来校型スクールよりは断然リーズナブル!)。「やる気はあるけど自習は苦手」という筆者顔負けのズボラさんにはうってつけのシステムを採用しています。
詳細は下記公式サイトから!
マンツーマンレッスンが受けられる
海外生活7年目にして、実は筆者も突然思い立ったようにオンライン英会話を受けはじめたことがあります。当時は海外生活の真っ只中でしたが、それに甘んじている自分が嫌だったからです。
でも、そんな筆者でも唯一苦手だったこと。
それはグループレッスンです。
グループレッスンだと、海外生活経験者ですらなお、「海外に住んでいてこれか……」とがっかりされるのが怖かったり「私が入り込む隙なんてないよお……」と結局誰かひとりの独壇場になってしまったりするので、どうも発言しづらい雰囲気がありました。
だから初心者~中上級者の人たちにおすすめしたいのは、間違いなくマンツーマンレッスン。
なんといっても先生以外の人目がないので、ミスを気にすることなく発言できるのがうれしいですね! また、コンシェルジュは日本人。気になることや心配なこと、悩みがあればいつでも日本語で相談できるのが魅力のひとつです。
一回の授業が英会話スクールと同等
大手のオンライン英会話スクールで授業を受けようと思うと、一回の授業につきだいたい25分ほどで終わってしまうのが時間相場。
25分って、なにが話せるでしょう? そもそも先生が毎回違うから、詰まりながら話していると自己紹介をしているだけであっという間に授業は終わってしまいます(体験談)。
でも「アクエス」は一回の授業が50分~だから、通常の来校型英会話スクールとほとんど変わらない感覚で授業を受けることができるんです。
一見スパルタに思えますが、ゆっくり落ち着いて話をするにはこれぐらいが丁度良い時間だと思います。焦れば焦るほど、「あれも言わなきゃ」「これも練習したい」と気持ちばかりが急いてしまうもの。
最長150分まで選ぶことができますので、できるだけ長時間授業を受けたい英語フリークの人にはおすすめです。土日問わず、朝5時~深夜25時までレッスンの受付をしてくれるので、忙しい人にも◎。
また、今ならなんとお試しレッスン50分×5回のキャンペーン中! 一度どんな感じか見てみるにはまたとない機会です(2020年6月時点)。
英語学習は自分のペースでOK!
英語学習は長距離走と同じです。
距離(目標)が決まっていても、それが3km、5kmとなったときに最初から全力疾走をする人はいるでしょうか? いませんよね。
自分の持久力を鑑みて、ペース配分を考えるはずです。
それと同様で、英語学習も最初から全力疾走をするといつか息切れしてしまいます。目標地点まで到達できずに、志半ばで倒れてしまうわけですね。
ですから、英語学習は長い目で見て、自分の体や気分と相談しつつ着実に一歩一歩、歩いていくようにしましょう。
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