日常的によく見かける表現で「first-come, first-served」というものがあります。
日本語に直訳すると「最初に来る、最初に仕える」となりますが、実際にはいったいどのような意味になるのでしょうか?
本記事は2023年11月に執筆されたものです。
「first-come, first-served」の意味
「first-come, first-served」の意味は、
- 先着順
- 早い者勝ち
です。
先述した通り、直訳すると「最初に来る、最初に仕える」になるこちらの言い回しですが、「serve」には「仕える」のほかに「給仕する」という意味もあります。
つまり、「最初に来た人が、最初に給仕してもらえる」=「早く来た人から対応してもらえる」ということですね。
もちろん、飲食店に限った話ではありません。
英英辞書を見てみると、
used to mean that people will receive something or be dealt with in the order in which they ask or arrive
(引用元:Cambridge Dictionary – first-come, first-served)
と記載されています。
しっかり「到着した順番で対応してもらえる」となっていますね。日本語にすると「先着順(早い者勝ち)」の通りです。
なお、「先着順で」と文章の中に組み込みたい場合は「on a first-come, first–served basis」という表現を用いたりもします。
「first-come, first-served」を使った例文
「first-come, first-served」の使い方を紹介します。
We offer free parking on a first-come, first-served basis.
(先着順で、無料駐車場を提供しています)
A: Hi, could I please get a ticket for the concert?
(すみません、コンサートのチケットを購入したいのですが)
B: Sorry, but it’s sold out already. It was on a first-come, first-served basis.
(申し訳ありませんが、売り切れてしまいました。先着順だったんです)
We don’t take reservations for lunch. First-come, first-served.
(ランチの予約は承っておりません。早い者順になっています)
まとめ
「first-come, first-served」の意味は下記の通りです。
- 先着順
- 早い者勝ち
予約をしたいときやなにかを購入したいときなど、さまざまな場面で使われることがある表現です。
毎日耳にするということはないかと思いますが、それでもやはり頻繁に見かける言い回しではあるので、覚えておくといざというときに役立ちますよ。