「元気ですか?」
「私は元気です、あなたは?」
「How are you?」
「I’m fine, thank you. And you?」
学校の授業で英語を習い始めたとき、まず耳にするのがこのフレーズですよね。英語が苦手でも「これは覚えている!」という人は多いのではないでしょうか。
でも、この「元気な状態(様子)」を表すフレーズはたくさんあります。
今回は「(as)fit as a fiddle」という表現を紹介します。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。
「(as)fit as a fiddle」の意味
「(as)fit as a fiddle」の意味は、
・とても元気で
です。
「fiddle」とはバイオリンのこと。
「えっ、バイオリン(ヴァイオリン)はバイオリンじゃないの!?」と思った人もいるでしょう。
もちろんバイオリンはバイオリンなのですが、中にはフィドルという用語を用いる場合もあります。調べてみると「フィドルは主に民族音楽で使用されるもの」というふうに出てきますね。
民族音楽家やジャズミュージシャンなどは、自身の使う弦楽器を「フィドル」と呼ぶことがあるそうです。
なににしても、「フィドル」「バイオリン」の区別はともかくとして、「フィドル」は弦楽器。この「フィドル」の弦がピンと張る様子から、「ピンピンしている様子」「とても元気な様子」を比喩的に表しているのです。
ちなみに、英英辞書には「fit as a fiddle」で、
Someone who is as fit as a fiddle is very healthy and full of energy.
と記載されています。
「とても健康的でエネルギーに満ち溢れている様子」とありますね。
「(as)fit as a fiddle」を使った例文
「(as)fit as a fiddle」の使い方を紹介します。
(ヘイ、元気にしてた? めっちゃ元気そうだね!)
(ジンは週3回ジムに行ってるんだ。だからあんなにたくましくてとっても元気に見えるんだよ)
(おばあちゃん、元気?)
B: Ah, she turned 94, but she’s as fit as a fiddle!
(ああ、彼女は94歳になったんだけど、めちゃくちゃピンピンしてるよ!)
まとめ
「(as)fit as a fiddle」の意味は下記の通りです。
・とても元気で
「元気にしている様子」を伝えたいときの表現はたくさんありますが、英語を話すのに不慣れだと「I’m fine.」「I’m good.」といったあたりを繰り返してしまいがち。
そんな表現に飽きてきたなと感じたら、ぜひこちらの「(as)fit as a fiddle」を使ってみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。