日本語で「スタッフ(staff)」というと、会社の従業員や仕事をする際の業務の担当者を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ですが、英語にはもうひとつ、違った意味の「スタッフ(stuff)」があります。
英語をマスターするうえで無視できない便利な単語なので、必ず覚えるようにしましょう。
「stuff」の意味
まずは、日常会話で(かなり)よく出てくる単語「stuff」の意味を説明します。
● 事柄
● 才能
他にもいくつか意味はありますが、名詞としてはまずこの3つを押さえておけばよいでしょう。
そして、動詞としては以下の2つ。
● たらふく食べさせる
「詰め込まれた動物」ということで「ぬいぐるみ」のことをよく「stuffed animal(s)」などと表現します。動物の種類を限定したいのであれば、「stuffed koala(コアラのぬいぐるみ)」「stuffed kangaroo(カンガルーのぬいぐるみ)」のように、「stuffed」のあとに動物の名前を付ければOKです。
また、後者に関しては、「お腹いっぱい!(=たらふく食べさせられた)」を「I’m stuffed!」と言ったりします。これはお腹の中にたくさん詰め込まれた状態であることを指しています。
ちなみに、オーストラリア英語では「I’m stuffed.」と言うと、スラング表現として「とても疲れた/疲れ切った」という意味にもなるよ!
「stuff」を使った例文
ここからは「stuff」を使った例文を紹介していきます。
(ちょっと、大丈夫?)
B: Yeah nah… my nose is stuffed up.
(ああ、ううん……ちょっと鼻が詰まっていて……)
(どんな食べ物が好き?)
B: I like Italian cuisine and stuff like that.
(イタリアンとか、そのあたりの料理かな)
(新しい雑誌などを買うために、本屋に行ったんだ)
(あのお菓子屋さん、あなたの子どもたちが好きそうな物をたくさん売ってるのよ!)
「stuff」を使ったイディオム
「stuff」を使ったイディオムをいくつか紹介します。基本的には、先述の意味を覚えていれば、語感から想像できるものがほとんどです。
That’s the stuff!=そのとおりだ!/その調子だ!
(アートコンペで優勝できるよう、ベストを尽くしているんだ!)
B: That’s the stuff! You can do it!
(その調子だ! 君ならできるよ!)
相手の行動や考えを肯定する、気持ちのよい相槌ですね。こういった相槌をひとつ覚えておくだけで、スムーズな会話運びができるようになるでしょう。
hot stuff=(才能が)素晴らしい、魅力的な人、流行りのもの
(ジョニー・デップは間違いなく魅力的だわ!)
「hot stuff」。直訳すると「暑い(熱い)もの」ですが、「アツい」と訳せば日本語としても、なんとなく雰囲気がつかめるのではないでしょうか? スラングなので、フォーマルな場面での使用は避けてくださいね。
do one’s stuff=やるべきことをやる
(いい加減ふざけまわるのはやめて、やるべきことをやりなさい!)
「(自分の)もの/ことをやる」なので、比較的、わかりやすい表現ですね。「stuff」は不可算名詞なので、やるべきことがいくつあっても「stuff」のままです。
「kid around」という表現については、「kid」の記事で簡単に説明しています。
まとめ:「stuff」は超便利な単語
英語学習者がとりあえず押さえておきたい「stuff」の意味は、下記のとおり。
名詞 | 物 |
事柄 | |
才能 | |
動詞 | 詰め込む |
たらふく食べさせる |
特に名詞のほうは多用するネイティブも少なくありません。なぜなら、めちゃくちゃ便利だから。「stuff」をうまく使いこなして、英語上級者への道を一歩、踏み出しましょう!
※本記事の情報は2022年12月時点のものです。
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