長い間顔を合わせていなかった友人に対し「久しぶり!」というのは、日本語でも定番の挨拶ですよね。これを英語にすると、多くの人は学校で習ったとおり「Long time no see!」というフレーズを思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろん、これも間違いではありません。
ただ、あまり聞かない表現であることも事実。ここではもう少し自然な言い回しを紹介します。
「久しぶり!」の自然な表現
先述のとおり、日本人がよく使いがちな「Long time no see!」もけっして間違いではありません。文法的には正解です。ただし、もっと自然に聞こえる表現が他にもあるんですね。
It’s been a while!
- It’s been a while!(しばらくぶり!)
過去分詞が使われていると難しく感じられるかもしれませんが、文法が苦手という人はこのフレーズを丸暗記してしまいましょう。日常会話の中では、かなりの頻度でポロリと出てきます。
数カ月ほど顔を合わせていなかったときに有効です。
It’s been a long time!
- It’s been a long time!(かなり久しぶり!)
「long time」か「while」かの違いのみで、先に挙げた例文と文法的には同じです。ただし、「while」よりも「long time」のほうが長い期間を感じさせます。
「while」が数カ月程度だとしたら、「long time」は半年、あるいはそれ以上、というような。といっても、ここらへんは人によって感覚が若干異なる部分です。そこまで気にする必要はありませんよ。
It’s been ages!
- It’s been ages!(どれくらいぶりだろう!?)
「while」よりも、さらに「long time」よりもさらに長い期間を感じさせるのが「ages」です。この「ages」は非常に使い勝手のいい単語で、他のフレーズにも当てはめることができます。
たとえば、
- We haven’t seen each other for ages!(会うの久しぶりじゃない!?)
というような。
How have you been?
- How have you been?(元気してた?)
日本だと「久しぶり!」から挨拶がはじまることも珍しくありませんが、同じ「久しぶり!」を伝えるにしても、英語だとほぼ必ず「Hi! How are you?」と前置きをするもの。
「久しぶり!」の場合、「How are you?(元気?)」の代わりに「How have you been?(元気してた?)」と言うことができます。返事は「I’ve been great.(最高だよ)」「I’ve been quite busy.(かなり忙しくしてたよ)」などでOK。
単なる挨拶なので、最初からすべて事細かに話す必要はありませんよ! 返答によっては話が広がることもありますが。
Long time, no ○○!
- Long time, no ○○!(○○するの、久しぶり!)
カジュアルな表現として、あえて「Long time~」を選ぶこともできます。
たとえば、
- Long time, no chat!(話すの久しぶりだね!)
- Long time, no email!(メールするの久しぶり!)
などです。わりとなににでも使えるので、覚えておくと便利かもしれませんね。
表現はひとつではない
「久しぶり!」は「久しぶり!」でしかない日本語と違って、同じ「久しぶり!」でも、TPOやニュアンスによってさまざまな言い回しがあるのが英語。
すべてを暗記するのはなかなか難しいところですが、「こんな表現もあったな」程度に頭の引き出しに入れておくと、いざネイティブと会話をすることになったときに便利ですよ!
※本記事の情報は2021年1月時点のものです。
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