「海外の人はストレートな言い回しをする」
「海外の人は思ったことをはっきり伝える」
このように思ったことはありませんか?
でも実はこれ、一部正解で一部間違いなんです。
ひとくちに海外といっても国や地域によりますが、「言葉にしなければわからない」という文化でありながらも、遠回しに伝えたり丁寧な言い方を考えたりと、ネイティブの人だって気を使いながら話すことが多いもの。
結構みんな空気を読んでいます。
空気を読む。
英語ではこれを「read the room」と表現します。
本記事は2023年12月に執筆されたものです。
「read the room」の意味
「read the room」の意味は、
- 空気を読む
です。
「え、海外の人って思ったことをなんでも言うんじゃないの!? むしろ、それが美徳とされているのでは!?」と思いましたか?
中にはそんな人もいるでしょうし、遠回しすぎる言い方では伝わりにくいというのはそうなんですが、学校や会社など(つまり日常生活)ではだいたいの人が普通に空気を読みます。
はっきり言う中でも、ちょっと場違いな発言とかをしてしまうと空気が凍り付くことも。
言いたいことを伝える=空気を読まないではないということですね。
英英辞典で調べてみると、
to be or become aware of the opinions and attitudes of a group of people that you are talking to :
(引用元:Cambridge Dictionary – read the room)
と記載してあります。
「自分が話している相手(人たち)の意見や態度に気づくこと」となにやら小難しく書いてありますが、要は「空気を読むこと」ということです。
「read the room」を使った例文
「read the room」の使い方を紹介します。
I hate it when people can’t read the room. That makes me feel awkward.
(空気を読めない人がいるの、本当に嫌いなんだよね。めちゃくちゃ気まずくなる)
You can’t say that! Just read the room.
(そんなこと言っちゃ駄目だよ! 空気を読んで)
A: I am going to break up with Jake! I can’t stand it anymore!
(私、ジェイクと別れるわ! もう我慢できない!)
B: Um, are you okay? You look pretty upset though.
(ええと、大丈夫? だいぶ動転しているように見えるけど)
A: He always laughs during serious moments and doesn’t listen to me at all. He just can’t read the room.
(彼、シリアスな場面でいつも笑って、私の話なんてまったく聞いていないのよ。空気が読めないったら)
まとめ
「read the room」の意味は下記の通りです。
- 空気を読む
海外でも、空気を読み違えると変な雰囲気になることが稀にありますので、母国語でないからなおさら、言葉遣いには気を付けていきたいものですね。