以前の記事で、「寒い」を意味する「cold」の言い換え表現(単語)をいくつか紹介しました。
>>>「寒い」=「cold」はもう終わり?語彙力アップで日常生活を豊かにしよう!「寒い」を表現する単語
今回は、それに対して「hot(=暑い)」を言い表す別の表現について。単語量を増やせば、マンネリ化しやすい日常会話もグンと楽しくなりますよ!
使いかたは「cold」と一緒
両者ともに形容詞なので、基本の使いかたは同じです。ただし、hotに関してはスラング的ニュアンスが含まれることもあります。
基本の「暑い」
学校で習う基本的な意味として使いたい場合は「cold」同様、
- It’s so hot in here.
=ここ、めちゃくちゃ暑いね。
このようなシンプルセンテンスでOK。ここからは、日常会話で出てくる可能性があるスラング表現を紹介していきます。
「セクシーだね!」
(特に性的に)魅力的な男性・女性を見たときに使える表現です。
- She(He)is hot!
=彼女(彼)ってセクシーだよな!
セレブにも一般人にも、とにかく「ホット(セクシー)だなあ」と感じた相手であれば、誰に対しても用いることができます。
えっ、そんなにセクシーだと感じる人なんていないって?
そうでしょうか?
例えば日本でも「抱かれたい男性芸能人ランキング」なんていうものが発表されたりしますよね。それと同じで、「(抱かれてもいいぐらい)格好良い!」と思える人がいれば、それはもうhotの使い時かもしれません。
ただし、
- You are hot.
=君ってセクシーだよね。
Youを主語に持ってきたものが褒め言葉になるかどうかは本人次第。時と場合、相手の人柄、関係性によっては嫌がられる可能性もあります。
とはいえ、もともと天気の話をしていたり状況的に推測できたりする場合であれば、
- I’m hot.
=わたし、暑いんだけど。
と言っても差し支えありません。
「アツいね!」
日本語でも流行りものに対して「今、○○がアツい!」と基本の「暑い」とはまた違った言いかたをしたりしますよね。英語でも同じです。
- The anime “Damon Slayer” is hot now.
=アニメ「鬼滅の刃」は今アツい。
メラメラ人気に火がついている様子が目に浮かびます。
「これ、からくない!?」
「暑い」以外の用法として、おそらく2番目ぐらいに頻出する表現が「からい」。「からい」と言えば真っ先に思い浮かぶのはspicyですが、実はニュアンスが少しだけ違います。
- spicy=香辛料などのピリッとしたからさ。
- hot=舌が燃えるようなからさ。
ネイティブはこれを器用に使い分けているので、頭の片隅にでもこうした意味の違いを置いておいてくださいね! なお、使いかたは下記のとおり。
- Have you finished this up!? This Ramen was too hot!
=これ、全部食べきったの!? このラーメン、超からかったのに!
「hot」以外の言い回し
ひとえに「暑い」と言ってもレベルはいろいろですよね。日本語にも「うだるように暑い」だとか「蒸し暑い」だとかニュアンスに応じた言い回しがいくつかあります。
hot以外に使い回しやすい表現の代表例は下記のとおりです。
- scorching=焼けつくほどに暑い
- boiling=うだるように暑い
- blistering=とても暑い
- (主語を“I’m”にして)melting=溶けるように暑い
- sweltering=とても蒸し暑い
- muggy=(不快さを含み)蒸し暑い
もちろん単語を変えずとも、例えば「オーブンの中にいるような暑さ」だとか「倒れそうな暑さ」だとかいうように、hot(=暑い)はそのままに比ゆ的表現をすることもできます。
ちなみに、日本の湿気を含んだ暑さはよく、
- hot and humid
=暑くてじめじめする
という風に表されます。
どれも日常的に聞く表現
今回紹介した単語はどれもよく耳にするものばかりです。特に寒さや暑さなど気候を表す言い回しは、挨拶程度の会話にも必須ですよね。
新しい表現を身に付けて、どんどんネイティブ感覚に近づいていきましょう!
※本記事の情報は2020年11月時点のものです。
複数ブログ運営中! Twitterでは随時ブログ情報を更新していますので、よろしければフォローお願いします♡