「苦しい人生」や「つらい人生」を英語にするとき、「hard life」や「tough life」という表現を思い浮かべる人は多いでしょう。
でも、それ以外にも「hard-knock life」という言い回しがあるのを知っていますか?
ミュージカル(映画)「アニー」の中に「It’s the Hard Knock Life」という曲が登場します。
本記事は2023年11月に執筆されたものです。
「hard-knock life」の意味
「hard-knock life」の意味は、
- 苦渋に満ちた人生
です。
名作である「アニー」を見たことがあるという人は少なくないと思いますが、孤児院で暮らしている少女・アニーはまだ幼いものの、その人生はまさに苦しいものでした。
満足にご飯も食べられず、家族の温かさを知らない……未来に希望が見出せないことを歌った曲ですね。
英英辞典で見てみると、
a rough life; a life full of hardship and struggle:
(引用元:Dictionary.com – hard-knock life)
と記載してあります。
スラング表現なので、どちらかといえば口語として使われる言い回しです。
「hard-knock life」を使った例文
「hard-knock life」の使い方を紹介します。
John cheated on me with his co-worker. What a hard-knock life.
(ジョンってば、同僚と浮気したのよ。なんてひどい人生なの)
I know you’ve been having a hard-knock life, but I’ll be with you.
(君がつらい人生を歩んできているのは知っているけど、僕は一緒にいるよ)
まとめ
「hard-knock life」の意味は下記の通りです。
- 苦渋に満ちた人生
「苦渋に満ちた人生」と言っても、必ずしもアニーのようなシリアスな場面でしか使えないわけではありません。
例えば、ダイエットにうまくいかない、失恋した、友達と喧嘩した……「なんてつらい人生なの!」と嘆きたいときに気軽に使える表現でもあります。