日常会話において「a piece of cake」という表現を耳にすることがあります。
直訳すると「ケーキひと切れ」。
ですが、これがイディオムとして使われると「めちゃくちゃ簡単な」「朝飯前の」という意味になります。もちろん直訳のままの使い方もできるので、文脈によって使い分けてみてください。
※本記事の情報は2023年10月時点のものです。
「a piece of cake」の意味
「a piece of cake」の意味は、
・ひと切れのケーキ
・朝飯前の/超簡単な/楽勝な
です。
なぜ「簡単なこと」を表すのに「a piece of cake」という表現が用いられ始めたのかについてはいくつかの説がありますが、もっとも有名なのは「ひと切れのケーキをペロリと食べてしまうのと同じくらい簡単だから」というものですね。
英英辞書にも、
(informal) a thing that is very easy to do
(引用元:Oxford Learner’s Dictionaries – cake)
と記載されています。
また、語呂が良いため「It’s a piece of cake」を「Easy-peasy」と言ったりもします。
ほかにも「Easy-peasy lemon squeezy」や「Easy-peasy Japanesey」といった韻を踏んだ音遊びのような表現もありますね。
「え、ここで日本!?」という感じですが、これにはたぶん意味はありません。単に韻が踏みやすかったというだけのことでしょう。
「a piece of cake」を使った例文
「a piece of cake」の使い方を紹介します。
A: How did your exam go?
(試験、どうだった?)
B: It was a piece of cake!
(めっちゃ楽勝だったよ!)
A: I have a favour to ask. Can you do the dishes?
(お願いがあるんだけど。皿洗いしてくれる?)
B: Sure, it’s a piece of cake.
(もちろんだよ、朝飯前さ)
A: Thanks a lot for your help.
(助けてくれてありがとう)
B: No problem. It was a piece of cake!
(全然いいよ。なんてことなかったし!)
まとめ
「a piece of cake」の意味は下記の通りです。
・ひと切れのケーキ
・朝飯前の/超簡単な/楽勝な
映画では「a piece of cake」だけでなく「lemon squeezy」バージョンや「japanesey」バージョンも耳にすることがあります。
後者はちょっとお茶目な雰囲気を出したいときに使える言い回しなので、親しい友人や同僚に対して使ってみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2023年10月時点のものです。