表題にもある「apples and oranges」。
これはどういう意味でしょう?
直訳すると「リンゴとオレンジ」。
「フルーツ(果物)の話?」と思ってしまいそうですが、実は「apples and oranges」で「(比較することのできない)別のもの」という意味があります。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。
「apples and oranges」の意味
「apples and oranges」は、
を表すフレーズです。
リンゴとオレンジは同じフルーツというカテゴリーに入ってはいるものの、まったく別の性質を持つ比べることのできないものですよね。
「同じ果物だ!」とは言っても、まったくの別物なので比較対象にはならないわけです。
英英辞書には「to compare apples and oranges」で、
used to say that two things are completely different and it is not sensible to compare them:
(出典:Cambridge Dictionary)
というふうに、「まったく違う、比べることのできない2つのもの」と説明されています。
人の相談に乗るときや誰かと討論するときなどにも「比べても意味ないよ!」「まったくの別問題だよ!」というように使えるので、非常に便利な表現です。
「apples and oranges」を使った例文
「apples and oranges」を使った例文を紹介します。
(アリス、レイと別れたんだって)
B: No wonder. They are like apples and oranges!
(不思議じゃないわ。彼ら、水と油だったもの!)
(バッハとハイドン、どちらの作曲家が好き?)
B: Well, I can’t tell. It’s like comparing apples and oranges.
(ええと、どうだろう。なんていうか、比べようがないよね)
(大丈夫? 他人とあなた自身を比べるべきじゃないわ。だってそれはまったく別物だもの)
まとめ:至る所で多用できる表現
「apples and oranges」の意味は下記の通りです。
日本語で「リンゴとオレンジ」と訳してしまうとあまりピンとこないかもしれませんが、英語圏ではよく耳にする表現です。
日常会話はもちろん、ビジネスなどフォーマルな場面でも使えるので、覚えておくと役に立つことでしょう。
※本記事の情報は2023年8月時点のものです。